税とビジネスモデル

ビジネスモデルは仕組み。税と切り離すことはできないので研究します。

アマゾンアフィリエイト雑感

アマゾンアフィリエイトをやっている。日本語で、日本の書籍を基本的に扱う。日本人の顧客少ないから、どうかなとは思う。

ここ数日の利用履歴(ちゃんとリンクを撒き散らし始めたのは数日前)を考察してみる。

 

全然クリックされない

以下の図が、利用履歴である。1日100クリック(図中オレンジ線)行けば良い方だが、紹介料(図中黄色線)はゼロのまま横ばい。
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これは、紹介したのがすべてtwitterで、twitterスマホで見る人はそこからアフィリエイト通じて購入するまでのアクションを確立してないと言えそう。Mas Kot先生などは、パソコンからHootsuiteでTL監視しているから、そのまま購入するかもしれない。

 

じゃあどうするのか?

まず、共有する書籍をKindleで購入できるものに絞っていく必要がある。SNSをはじめとしたオンラインツールで人の目に触れる以上、そのまま購入しようと思えるのは紙の書籍ではなくてKindleなのではないか。…そもそも日本人は本を読まないとか、読むとしても紙の専門書だけ(IT屋が勉強の為読む)だとこの仮説は失敗する。しかし、今後はKindle書籍を紹介していきたい。

その他アフィリエイトのデメリット

  • 英語書籍を紹介できない

Th Librarian of Auchvizが紹介できなかった。これは致命的。日本のアフィリエイト登録したのがミスだな…

書評 - ビジネスケース『キーエンス~驚異的な業績を生み続ける経営哲学』

付加価値を最大化して高額なものを売るのが社会貢献」という経営哲学を持つ日系企業キーエンスの価値の源泉に迫るケーススタディ。一橋ビジネスレビュー。多くの企業で学ぶ点があるので、是非読むべき。 

 以下、雑な要点列挙と感想を書きます。

 

経営哲学をブレイクダウンした指針がいくつかある:

  1. 一番製品改善を考えた人が正しい。
  2. 目的を明確にして任せる。

この他に、営業部隊がコンサルティングもこなせるように問題解決能力を持っている。これを元に顧客からの信頼を得る。→当然営業はめちゃ勉強する。

所有している価値の源泉は次の3つ。

  1. 顧客DB
  2. 商品がどう役立ったかDB
  3. 業種別製造工程の教科書。

→人的組織のナレッジとして価値創出してる。 顧客に合わせ売る、顧客の課題をフィードバック、顧客から信頼を得る。→信頼されるので現場に入りより細かな対応ができる。営業と技術職を行き来。 社員の営業実績が報酬に直結するのでモチベーションとなる。また業績を改善する方法をみんなで考える。 その他「付加価値の最大化」を掛け声に、役職別に会議に投入される時間をお金に直して会議、また意思決定の遅れがもたらす損失を計算する。/技術者が自分の加えた付加価値をプレゼンし自分の価値を主張する。 顧客に合わせた細やかな製品開発は競合他社には模倣できないレベルで、柔軟な発想で既存製品を置き換える製品をローンチしている(蛍光顕微鏡)。顧客ニーズの精確な把握は商品コストをも最適化する。 顧客が評価する価値で価格が決まる。コンサルティング営業×商品開発がキーエンスの専任分野と位置づけ関係ないところは外注し付加価値の最大化を目指している。

 

【感想】なるほどねという要素が多かったが、人的システム・組織は時系列性を有していて、本書に書かれた施策を打てばすぐさますべての企業が改善するという訳ではないと思う。どういう順番でキーエンスの良い施策を取り入れていくのかは経営者の腕の見せ所と思う。

クラファンと株

クラファン

リターン上限が決まっている集金方法。マーケティング機能も兼ねていて、一定の需要が見込めなかったらプロジェクトが閉じる。製品を作ってから大コケするのでなくて、先に調査できる点が安心。

一方で、集金した分だけのクオリティが見込めなかったら集金できない。あるいは、集金した分のリターンが出せないと暴動が起きそう。信用創造の上手さが求められる。

株との比較でいうとリターンのボラティリティが低い。そのため、値段に見合う程度(投資者がもらい過ぎと感じるほどのリターン)のリターンか、歴史に名が残るリターンが良いだろう。株のように無制限に投資した金が増えるわけではないから、大きいリターンや手厚いサポートを示すことがクラウドファンディングの成功するポイントとなるだろう。

株価は企業価値×バイアスで決まっていくので、理論的には上限なくお金が増える。換金して株を売る際は株数×株価分もらえて、フェアである。いかに安く、今後伸びる(バリュエーションの高くなるであろう)企業の株を買うかが大事。企業側は経営権を切り売りしていてかなりリスクを負う。

クラウドファンディングの成功例に出くわした

200年にわたる日本・エストニア関係史に迫る! | academist (アカデミスト)

 

2020年06月23日(水) 10時00分 から 2020年09月24日 19時00分の間に48万円募るクラウドファンディングがありました。

開始から2日の2020/06/25(金)に既に45万円目標を達成しました。内容も面白いし成約までのスピード感もあり、勝因を考えてみます。

概要

日本とエストニアの交流の歴史を書籍にするという研究プロジェクトです。既に全体予算の一部については目処がついているものの、残りの45万円を募集するとのことでした。

 

見返りが魅力的

1万円付録に、ドキュメント2つと謝辞記載という見返りが非常に魅力的で2020/06/25時点で支援者50人に対して1万円支援したのは32人います。

信用創造した

エストニア大使館とのコラボが確定していて、計画に具体性があります。プロジェクト進行中の資金不足(55/110万円はエストニア大使館から出るとのこと)であるという建付けが、支援者側にかなりの安心感を与えたと感じます。自分の名前がエストニアと日本の書籍に残るのはなんだか誇らしい気がします。銅像建立に寄附する人の気持ちが分かった気がします。

構図としては、エストニア大使館という既に信用を持った人からの支援を確定させた状態でクラウドファンディングをしたことになり、信用創造できた好例と言えそうです。

クラウドファンディングの宣伝広告としての使い方がうまかった

内容が分かりやすく、ハードル低く人の好奇心を引くものでした。加えて、クラウドファンディングという形を取れば、募集段階で認知度の低いプロジェクトでも、興味を持ち投資した人が宣伝するので口コミで広がっていきます。(他にもファンディングの方法がある中で)クラウドファンディングの良い使い方だと感じました。

 

余談: クラウドファンディングでも消費税10%かかる

クラウドファンディングの支援額が今回は千円、五千円、一万円、三万円から選ぶことができました。この基本額には消費税10%が課税されます。追加で支払う分には課税されないようでした。寄附にも普通に課税する…と思わないではないですが、物品のリターンがあるので売買しているだけと税制上なっているのかも。ここは要調査です。

デトロイト再生が注目されてる件

破産してしまったデトロイトの再生がキテいるみたい。

 

まあ、当然のごとく民間、それもスタートアップメインで事業参入があるみたい。

詳細には触れないが、構造としては東日本大震災の復興と似ている気もする。

 

破産からの復興はどれもベンチャーのような作業となっていくと感じられる。

AI活用でできること

AI活用でできることが、ピアノ学習まで広がっている。AI活用の根本は、データ収集にあるが、ピアノメーカーが電子ピアノから収集したデータを元に子供にピアノ教育を施すというものが現れました。

https://thebridge.jp/2020/06/progress-ai-music-education-in-china-pickupnews

 

Mantrasは日本のサービスで、漫画の海外進出ができていない経済損失を助けるためのツール。非常に面白い。翻訳用のデータをどこからとってくるのか、キャラごとの言い回しの違いをどう学習させるのかなど研究として気になる点も多い。

https://thebridge.jp/2020/06/mantras-potential-to-challenge-overseas-manga-markets

 

 

コロナウイルスに対する特例制度

個人納税に関してコロナウイルスの特例制度をまとめます。

出典: https://www.mof.go.jp/tax_policy/brochure1.pdf

対応

  1. 収入に減少のあった人は納税を1年間猶予
  2. 担保なし、延滞税なし。

対象者

  1. 前年に比べて収入が20%以上減少した人
  2. 一時的に納税が困難である人

対象となる税

  1. R2年2月1日~R3年1月31日に納期限があるすべての税目
  2. 納期限が過ぎた未納の国税

申請手続き

  • R2年6月30日または納期限のいずれか遅い日までに申請が必要
  • 申請書の他に納税が難しいことが分かる資料の提出

 

まとめ

6月30日が一つ節目になっていますね。ここまでに対応したいです。

こういう簡単な税の対応は、理解を深めるために文字起こしするのは重要そうですが、このくらいライトだと書くまでも無いかもしれません。